【タイトル】
5年目までに知っておきたい臨床推論の基礎コース
第4回 疼痛原因組織~組織とストレスの関係~編
【内容】
・被害を受けた組織を明確にする
・力学的なストレスとの関係
【アブストラクト】
臨床推論の基礎コースも4回目です。今回はズバリ!被害を受けた組織を明確にする内容です。
損傷・被害を受けた組織と、その原因となる力学的ストレスとの関係がわかれば、症状のストーリーを立てることができます。そのストーリーがはっきりすると、評価、治療としても今より被害が拡大しないような安全な理学療法を展開しやすくなります。また、局所の状態を把握できると組織をどう守ればいいのかという視点で適切な補助具を選択できます。そして、治療として何をどこまでやっていいのかといった段階的な負荷量の掛け方を考えることができます。
医師やセラピスト同士でのコミュニケーションを円滑にするのはもちろん、患者さんへの指導としても、オーバーユースやミスユースを防ぐためにどうすればいいかなど、納得の得られる医学的な説明ができるのではないでしょうか。
若手セラピストの皆さんに向けて発信していますが、もちろん経験豊富なセラピストの皆さんの復習用として、また指導者として後輩指導・学生指導にお役に立てる内容となっております。
今回もなるべく多くの方に参加していただけるようにWEB開催となっております。そして、ペア割引(3名以上でも可)として申し込み時に備考欄にペア割希望とパートナーとなる方のお名前を記入していただければ、特別に一人500円で受講可能です。
この機会に皆さんのご参加お待ちしております。
日時:2023年12月21日(木)
20:00~21:30
場所:WEB開催
受講料:1000円 オンライン配信
※特別ペア割 1人500円(申し込み時に備考欄にペア割希望とパートナーとなる方のお名前をご記入ください)
講師:櫻井亮太先生
定員:50名
【資格】理学療法士
【所属】ながたクリニック
【学位】保健医療科学修士(新潟保健医療大学大学院)
今回は疼痛原因組織についてのセミナーでした。
臨床推論を学ぶうえで、犯人を突き止めることも大切ですが被害を受けた組織を明確にし、被害を受けないように守る・被害を最小限に食い止めることが初期の段階では重要になることを学ぶことができました。
ついつい巷に溢れるスペシャルテクニックに目が奪われがちな昨今ですが、地道に的確に、正確に原因組織を突き止める。そして被害を少なく=今よりも悪くしない、評価と治療を考えていくことは忘れてはいけない重要なポイントだと改めて考えさせられました。
櫻井先生、ご参加いただいた受講生の皆さんありがとうございました。
次回は、リクエスト講義です。皆さんからのアンケート、DMなどのご意見ご感想をもとに関節機能異常と関節モーメントについてお話ししていただく予定です。あくまでも臨床推論の基礎コースですので、臨床推論に活かせる内容を抜粋して、5年目までに知っておきたい基礎の内容をお伝えしたいと考えております。
次回も皆さんのご参加お待ちしております。
根治療法研究会 代表 長坂脩平