【第45回セミナーを開催しました】
12/2 中部学院大学 准教授であり元中日ドラゴンズ メディカルコーチである鵜飼建志先生にお越し頂き
「肘関節の屈曲制限・伸展制限に対する評価とアプローチ」を開催いたしました。
「正確な触診ができないと正確な評価と介入はできない」
養成校時代にまず習ったのは筋や骨の触診ではないでしょうか。
ですが日々の臨床の中で組織をイメージして正確に的確に自信を持って触診できているでしょうか。
「これ、だと思う」
「この辺にあるだろう」
いつからか曖昧となってしまった方もいるのではないでしょうか。
今回のセミナーでは、触診から評価・アプローチまでとにかく実技実技実技の1日でした。
現在、鵜飼先生は教育の現場に身を置いてますが、身も心も正に「臨床家」。
肩書きや実績ではなく、とにかく臨床で患者さんを改善させるにはどうすれば良いか。
テーマの肘関節に対する知識や技術だけでなく、臨床への姿勢やそのマインドにもとても感銘を受けました。
鵜飼先生、参加された皆さんありがとうございました!
臨床ではイメージも大切です。
ですが、それを本当に体現できているのかは触診など正確な基礎技術が必要です。
そういった基礎の積み重ねがセラピストとしての更なる成長に不可欠だと改めて気付かされた1日となりました。
今後も皆様のお役に立てるようなセミナーを企画していきますのでよろしくお願い致します。
【講義内容】
どの関節でもそうですが、
運動器疾患の運動療法を行なうには、その関節機能をよく知り、その病態をよく知り、正しく治療操作できることが不可欠です。
また正しい治療操作をするためには、その前提として触診能力が不可欠です。
今回は肘をテーマにお話する機会をいただきました。
まずは肘関節の機能解剖や運動学について説明し、それを元にした触診を行っていただくことで三次元的な解剖のイメージを理解しつつ、関節操作に慣れていただきます。次いで、肘関節に生じやすい障害について説明し、拘縮の改善について実技をしたいと思います。
なるべく実技時間を多めにとり、患者さんに還元できるスキルを身につけていただけるようにしたいと思います。
積極的に取り組んでいただけたらうれしく思います。
鵜飼建志先生
【経歴】
国立療養所東名古屋病院付属リハビリテーション学院理学療法学科卒
名城大学法学部II部法学科卒
理学療法士
法学士
日本体育協会公認アスレティックトレーナー
日本理学療法士協会認定専門理学療法士(骨・関節系)
整形外科リハビリテーション学会常任理事 AAA(特別上級指導員)
元 中日ドラゴンズメディカルコーチ
【所属】
中部学院大学 理学療法学科 准教授
【著書等】
セラピストのための機能解剖学的ストレッチング~selective stretching~上肢 (単著)メジカルビュー社
セラピストのための機能解剖学的ストレッチング~selective stretching~下肢・体幹 (単著)メジカルビュー社
関節機能解剖学に基づく整形外科運動療法ナビゲーション上肢・体幹 (共著)メジカルビュー社
関節機能解剖学に基づく整形外科運動療法ナビゲーション下肢
(共著)メジカルビュー社
ほか