【第29回セミナーを開催しました】
5/28 文京学院大学の福井先生にお越し頂き「皮膚運動学」についてお話いただきました。
皮膚誘導がもたらす驚異的な身体の変化にただただ圧倒され続けた1日でした。
どう驚異的だったのか。
皮膚を福井先生が導き出した皮膚運動学の法則に従って徒手的に刺激を入れたりテーピングを施す。
はじめてやる私達でもさほど難しくなくできました。
それだけで筋を刺激するより遥かに短い時間で、誰の目から見ても明らかな変化を起こす事ができました。
本当に驚きでした。
普段私たちは感覚を研ぎ澄ませて筋や靭帯、脂肪帯などを触り分けています。
その表層に位置し直接触れることにできる皮膚を使って筋骨格系にダイレクトに変化を起こせる。
セラピストとして一歩前進できたように思います。
受講された方からは
「思っていた動きとは異なっていてと惑うこともありましたが,たくさん実技ああり体で覚えることができた」
「テーピング一つでROM,MMTが大きく変化するとは思わなかった.患者さんにも行いやすいので早速やってみようと思う」
「セミナー内容も,先生も面白くてあっという間の一日だった」
という声が寄せられました。
さっそく事務局も臨床で試していますが、今まで介入に行き詰まっていた患者さんにも絶大な効果を出す事ができました。
一度聞いたら無視できなくなるほど強烈です。
福井先生の「皮膚運動学」ぜひ一度聞いてみることをおすすめします。
福井先生、受講された皆さんありがとうございました。
【講義内容】
皮膚には運動時に移動する方向特異性があります。
この特性を利用することにより、
骨と皮膚の間に位置する軟部組織の動きやすさが、
かなり身体運動に影響していることを示します。
時間のほとんどは実技で行い、関節可動域の変化、筋力発揮の変化、姿勢の変化を体験いただきます。
福井勉先生
理学療法士
医学博士
文京学院大学教授
【略歴】昭和大学藤が丘病院,東京都立医療技術短期大学,昭和大学藤が丘リハビリテーション病院主任,昭和大学医療短期大学助教授,昭和大学保健医療技術学部助教授を経て現在に至る。昭和大学客員教授,茨城県立医療大学非常勤講師
【専門分野】
運動器疾患の理学療法・動作分析の臨床応用
【研究課題】
関節モーメントと腱炎の関係
スポーツ外傷の発生要因
単関節筋と二関節筋個別トレーニング
皮膚・筋膜の運動方向性
理学療法実技教育におけるマルチメディア教育
【著書】
整形外科理学療法の理論と技術
ブラッシュアップ理学療法―88の知が生み出す臨床技術
皮膚運動学―機能と治療の考え方
皮膚テーピング〜皮膚運動学の臨床応用〜
結果の出せる整形外科理学療法−運動連鎖から全身をみる
エキスパート理学療法1 バイオメカニクスと動作分析
その他、多数
文京学院大学HPより抜粋